今日は十四日です。毎月十四日はおじいちゃんの教会の月次祭というおまつりがあります。
おじいちゃんはお母さんのお父さんで、教会の会長をしています。
おじいちゃんの教会の月次祭には、お父さんもお母さんも仕事をお休みして出掛けます。ゆめちゃんも一緒に行きます。お兄ちゃんは学校がお休みの時は一緒に行きます。
月次祭には多くの信者さんが集まってきます。
月次祭はおじいちゃんの厳かな祭文から始まります。
ゆめちゃんにとって、いつもは優しいおじいちゃんも、この時はこわい感じがします。 月次祭のおつとめは、朝夕のおつとめよりもずっとずっと長いです。ゆめちゃんはあきてくると、いとこのしずちゃんと食堂へ遊びに行きます。
食堂では、お昼の食事に準備をしていました。ゆめちゃんはここのカレーライスが大好きです。あまり辛くなくおイモがいっぱい入っているからです。
おつとめが終わって、みんな食堂にやって来ました。お父さんもお母さんもおつとめ着を着替えて来ました。来た順にそれぞれ食事をします。ゆめちゃんもお父さんとお母さんと一緒にカレーライスを食べました。
ゆめちゃんは、お家に帰る途中お母さんに聞きました。
「なんで月次祭をするの?」
すると、お母さんはこう教えてくれました。
「教祖がこのすばらしい教えを初めて伝えてくれたのが、今から百七十三年前の十月二十六日なのよ。それでおぢばではそれを記念して毎月二十六日には月次祭をするのよ。」
「そしてそれにならって、それぞれの教会では、毎月、日を決めて月次祭をするの。」
「月次祭のおつとめは、世界中の人が、病気で苦しんでいる人や、食べ物が無くて苦しんでいる子供達や、いろいろな事で悩んでいる人達が、一日でも早く救かりますようにと、祈願して勤めるのよ。」
「そう、大事なおつとめなんだね!」
ゆめちゃんは、今度はなるべく、しずちゃんと遊ばないで、お参りしようと思いました。
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