最近読んだ本に、「恩送り」という言葉が昔は使われていた、と書いてありました。「恩返し」はよく聴く言葉ですが、「恩送り」という言葉は初めてだったので、読み進んでいくと次のような内容でした。
人の為になる事を行なって、その見返りを望むのではなく、その行為によって嬉しいと思ったら、誰でもいいから他の人に同じように親切をしてあげて下さい、という考え方です。恩は戻ってくるのではなく送るというのです。
親子の関係で考えたら分かると思います。親は子供の世話をする時その代償を望むでしょうか。親は無償の愛で子供を育てるのではないでしょうか。それが親から子へ、子から孫へと連綿と続くのが人の心だと思います。
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