「おさづけ」とは、今、目の前の人が病んだり苦しんでいる時に、神様にお願いして痛みや苦しみを和らげてもらう事です。
傍目には撫でているように、擦っているように見えますが、これは親神様のお働きを取り次いでいるのです。
よく、手当てと云いますが、手を当てると痛みが和らぐことがあります。私の母も私がおさづけを取り次いだ時に、「温かくなる」と言います。
でも、おさづけは手当てだけではない、親神様のお働きがあって、痛みが消えるのです。
私が若いころの話ですが、交通事故で入院されている方の所へおたすけに行かせてもらい、おさづけを取り次ぎました。私が帰った後、看病していたお母さんに、本人が「痛みがスーッと消えた」と話されたそうです。その後お母さんが信仰するようになりました。
以前おさづけには水のさづけと息のさづけがありましたが、現在はこれらを戴いた方は現存していません。
おさづけは天理教本部で別席と云うお話を九回聞くと戴くことが出来ますが、何か簡単に物を貰うように戴くのではありません。病気で苦しんでいる人を助けたいと願う心に、目に見えないおさづけと云う宝物を戴くことが出来るのです。
別席のお話を聞くことを、別席を運ぶと云います。
別席は月に一回しか運ぶことが出来ません。毎月別席を一回運び、九ヶ月で満席になります、そしておさづけを戴くことが出来るのです。これは、人間が妊娠して生まれるのと同じように、自分が助かりたいと思う心から、人を助けたいと思う心に生まれ変わるのだと、お聞かせ頂いています。
おさづけを戴いた人を用木と云います。用木とは、親神様の「世界中の人を助けて、陽気ぐらし世界を造る」ための用材となると云う意味です。
おさづけの取り次ぎは、病気で苦しんでいる人に助かってもらいたいという誠真実の心に、親神様が働いて痛みが和らいだり病気が治癒したりするのです。
でも、そのためにはおさづけを取り次ぐ者が、日々の行いを正し、誠の心で通らなければなりません。
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堤 康司 (水曜日, 21 6月 2023 05:25)
助かりたい から 助け合いたい
阿部 豊 (水曜日, 21 6月 2023 17:47)
本当にそうだと思います。