親神様が陽気ぐらし社会を実現するために、必要となる人材をようぼくと云います。
それは、陽気ぐらし社会を実現するには、手足となって働く人が必要だからです。親神様は、早くようぼくになる人を引き寄せたいと思われています。
そこで、親神様は身上(病気)や事情(家庭のトラブルや仕事での問題など)をきっかけに、親神様の教えに導いて陽気ぐらしをさせたいと思っているのです。
天理教を信仰する人は誰でも、何かしらの手引きにより親神様を知り、その教えを信じ実行しています。
先に信仰についた人は、「おさづけ」を戴いて、おさづけを取り次いで病める人々を助け、教えを伝え陽気ぐらしに導きます。それがようぼくの役割です。
ようぼくを漢字で書けば用木となります。これは建築で言う用材のことで、木造建築に喩えて、陽気ぐらし社会を作るための用材の木で用木という意味です。
家を建てる時に使う木は真っ直ぐでなければなりません。
山から伐採した木は丸く、また曲がっている木もあります。柱にする木は角材となるよう真っ直ぐに切り、鉋をかけて綺麗に仕上げます。
それと同じように、陽気ぐらし社会を作るためのようぼくも、癖性分を取り素直な心になるように、親神様は手入れをされます。身上や事情は親神様のようぼくに対するお手入れなのです。
ようぼくになる者は、この親心を悟り、心のほこりを払い、助かりたいと云う心から人を助けたいと云う心に向きを変え、親神様にお使い頂きたいと願うことにより、おさづけと云う尊い宝を戴くことが出来るのです。
ようぼくは親神様の教えを学びます。原典(みかぐら歌、おふでさき、おさしづ)に親しみ、教典や教祖伝を拝読します。
また、ひのきしんを行い、おつとめを勤め、教会への日参やおぢばがえりをします。
これは、自らが陽気ぐらしを実践し、他人にも陽気ぐらしを伝えていくためです。
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