第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの就任演説に次のようにあります。
「あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのかを問うてほしい」
私たちは相手に求めることが多くありませんか。
会社に、こうやってほしい。国に、こうやってほしい。社会に、こうやってほしい。
相手に求めるだけでは良くなりません。
教祖伝逸話篇「197 働く手は」に次のようにあります。
同じ働きをしても、蔭日向なく自分の事と思うて働くから、あの人は如才ない人であるから、あの人を傭うというようになってくる。こうなってくると、何んぼでも仕事がある。この屋敷に居る者も、自分の仕事であると思うから、夜昼、こうしよう、ああしようと心にかけてする。我が事と思うてするから、我が事になる。ここは自分の家や、我が事と思うてすると、自分の家になる。蔭日向をして、なまくらすると、自分の家として居られぬようになる。
私は会長になって、大教会へ運ばせてもらって思ったことは、自分には何が出来るのか、と云うことでした。
パソコンが趣味で得意でしたので、また自分の教会で会報を作ってきましたので、大教会の月報作成に携わることになりました。
現在コロナ禍で、大教会に運べないことも多々あります。大教会へ運べない時に月報をどうやって作ったら良いのか、月報は庶務掛の担当なので同じ庶務の人に頼む事もあります。でも、庶務掛が誰も大教会へ運べなくなることもあります。
そこで、思い出したのがこの教祖のお言葉「我が事と思うてするから、我が事になる」でした。
色々思案して思いついたのは、今話題のリモートワークでした。月報の編集はパソコンがあれば自分の教会でも出来るじゃないか。印刷等は大教会でやってもらえば良い。
ただ、問題は原稿をどうやって集めるかでした。たいていはメールで送ってもらえますが、パソコンが苦手な人もいるので、一部手書きでFAXで送ってもらっています。
我が事と考えると解決できるものです。
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