ハルさんは、毎日朝と晩に、おさづけを取り次いでもらいます。
おさづけとは、神様を信じない人にとっては「おまじない」のようなものですが、神様を信じる者にとっては「神様の手で撫でられている」と感じています。
人間長く生きていると、どこかしら痛いものです。今日は足、今日は肩、今日は頭痛がする、と云うように。
ハルさんは、おさづけを取り次いでもらうと、そこがホカホカすると言います。
毎日の朝晩だけではなく、何かある時には決まっておさづけを取り次いでもらいます。
今日は目の検査に行くから、目におさづけを取り次いでもらいます。
今日は新型コロナウィルスのワクチンを接種するから、おさづけを取り次いでもらいます。
今日は遊びに行くから、足におさづけを取り次いでもらいます。
などなど。
ハルさんにおさづけを取り次ぐのは、会長の役目です。
でも、他の人におさづけを取り次ぐのは、ハルさんが一手に引き受けています。
ハルさんがおさづけを取り次ぐのは、神様へのお礼だと思っています。
特に大きな病気もせず、毎日元気に過ごさせて頂いているお礼だと思っています。
おさづけで難病がたすかったとか、癌で余命宣告された人がたすかったとか云うことはありませんが、ハルさんのおさづけで、みんな「少し楽になった」と言ってくれます。
ハルさんは、それがありがたいと思っています。
奇跡を起こすことは出来ませんが、少しの喜びを与えることが出来るのが、とても嬉しいのです。
おやさまは、「薄紙一枚づつの徳を積め」と仰っています。
ハルさんは、その言葉が大好きで、それを目標にしています。
毎日がありがたいのです。
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