孫の勇くんがやって来ました。
「ナオじいちゃん、こんにちは」
「おう、勇か」
「なんだ元気がないな、何か悩みごとがあるのか?」
「うん、最近行き詰っているんだ」
「この前にをいがけに行ったときに、訪問先で『あなたの言っている陽気ぐらしとは何ですか?』と聞かれたんだけど、陽気ぐらしと言えば誰でも分かってくれると思っていたのが、そうじゃなかったんだ」
「勇は、陽気ぐらしとは何だと思う?」
「うん、毎日を陽気で勇んで暮らす事かな」
「でも、それじゃおみちを知らない人にとっては、分かりにくいじゃよ」
「もっと、具体的に説明しなくちゃ、分かってもらえないと思うんじゃよ」
「教祖は、陽気ぐらしとは、陽気ぐらしの世界とは、次のように教えている」
「まず、健康で長生きする事。おふでさきに次のようにある」
そのゝちハやまずしなすによハらすに
心したいにいつまでもいよ 第四号37
このたすけ百十五才ぢよみよと
さだめつけたい神の一ぢよ 第三号100
「陽気ぐらしの世界になれば、病気にならない、年を取っても弱らない、百十五歳まで生きることが出来る、と教えられている」
「今でも健康で長生きすることは出来る、そうなるためにはどうしたら良いと思う?」
「・・・・」
「健康で長生きするには、三つの種を蒔く事じゃ」
「それは、朝起き、正直、働きの三つを行う事じゃ」
「朝起きは、日の出とともに起きる事、それでおぢばでは日の出の時間に合わせて朝づとめが行われておる」
「正直は素直、素直は人も好けば神も好くと云う」
「働くとは、はたはた(周りの者)を楽にするから、働くと云う」
「陽気ぐらしの社会には後二つある。それは、家庭が円満で戦争のない世界と自然に恵まれ災害が無いことじゃ」
「この二つは次回に話そう」
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