孫の勇くんがやって来ました。
「ナオじいちゃん、こんにちは」勇
「勇か、今日はどうした」ナオ
「正月に能登で大きな地震があったろう、災害救援のひのきしんが出来ないかなと思ったんだけと、ストップがかかってしまって」勇
「今度の地震は今までにない状況のようだな」ナオ
「テレビで見ても家屋の壊れ方が尋常ではないな」ナオ
「そうなんだ、道路の通行止めが多く、被災地に行くことが出来ないし、行っても二次災害になる可能性があるという事なんだ」勇
「何かの手伝いはしたいのだけど、何が出来るか分からないんだ」勇
「相手のニーズに合わせなければならないからな」ナオ
「大変な時は、特別な技術を持った人が必要とされるな、たとえば医療関係者とか、道路や水道、電気などを修復する技術者とか」ナオ
「でも、僕は何も持っていないから」勇
「そうだな、今は何も出来ないかも知れないな」ナオ
「真柱様は、災害救援ひのきしん隊結成五十周年記念大会の時に次ように仰っている」ナオ
『皆さん方には、災害救援のみならず、日ごろの生活においても、進んでひのきしんの実行を心がけ、ひのきしんの態度を養ってもらいたいのであります。そうして、災害のない世の中をご守護いただくことを目標に、そのための推進力となってくれますことを心からお願いします。』
「災害が起こった時に何かをするのだけではなく、日頃の行動が大切である、と云う意味のことを言われているな」ナオ
「自分が何か役に立ちたいと思うなら、その為の日々の努力が必要だな」ナオ
「それは災害時の救援だけに限らない」ナオ
「分かった、何か役に立ちたいと思うなら、自分に何が出来るのかを考えて、毎日努力をする事が大切なんだね」勇
このたびの「令和6年能登半島地震」により命を失われた方々、ならびに関係の皆さま方に対し、心よりお悔やみを申し上げます。
また、被災されました方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。
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