みちのとも1994年1月号に「陽気ぐらしの世界」の特集がありました。その中で、おふでさきに見る陽気ぐらしの世界として、次の事を挙げています。
①をびや、ほうそのたすけ、②やまいたすけ(根を切る)、③りうけのたすけ(豊年満作)、④悪難除けのたすけ、⑤定命(百十五歳)のたすけ、⑥むほんの根をきるたすけ、⑦せかい治まるたすけ、⑧神と人と共に楽しむ この八つです。
①、②、④、⑤は人間の事です。
⑥と⑦は、社会の事です。
③は自然の事です。
⑧は陽気遊びの事だと思います。
また、高野友治著「神の出現とその周辺」には次のように記しています。
そのよふきゆさんの世界とはどんな世界であるか。それは、神が人間にしてやりたいといわれる世界である。それを先人の話によってまとめてみると、次のようになる。
◎いつも豊作にしてやりたい。
◎人間の命は百十五歳と定めてやりたい。
◎それまで病まず、死なず、弱らないようにしてあげたい。
◎天候は、昼は晴天でそよそよ風、雨は夜に降らし、一月に六ぺん。
◎子供は、夫婦の中で、男一人女一人ずつ授けたい。もっと欲しいなら、願いどおりに授けよう。
◎お産は、安産にして、人間の願いによって予定日よりも、のばしなりと早めなりとしてやりたい。
◎はたらきは、午前中はたらいて、昼からはようき遊びにしてあげたい。
これを教祖から聞いた当時の人々は、この陽気ぐらしの世界が来ることを楽しみに、毎日信仰していたのではないかと思います。
これらをまとめると、陽気ぐらしの世界は次のようになると思います。
一つ目は人間の事で、元気で長生きすることです。
二つ目は社会の事で、家庭が円満で、戦争のない社会になることです。
三つ目は自然の事で、自然災害が無く、作物や海産物に恵まれることです。
教祖は、この陽気ぐらしの世界が出来ると仰っているのです。
何処に住んでも、肌の色が違っても、性別にかかわらず、どんな思想信条であっても、みんな陽気ぐらしの世界になれるのです。
何故なら、私達世界中の人間は親神様の子供であり、一れつ兄弟だからです。
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